かつらしげもり

2016.03.06

白無垢以外にも和装撮影しました! 垂髪 編 

いつもありがとうございます。 まさひろです。
前回に引き続き、撮影したカットの紹介です。

今回は、少し視点を変えて垂髪。

垂髪とは、文字通り「垂らした髪」のことです。
イメージするなら、源氏物語の宮廷女性の髪。古代から平安時代、女性たちは黒くまっすぐに垂らしていました。日の当たらない白い肌で、労働をしない高貴な女性像が美しいとされた頃のこと。髪だって束ねる必要がありません。
(引用先:ポーラ文化研究所「美のココロ」—髪型ー から)

宮廷女性の髪という事は、家柄に格式がないとできない髪型だったんでしょう。
労働をしない、限られたごく一部の高貴な女性。いまはそういった髪型もできるこの時代は、昔の方にしてみたら羨ましい限りでしょうね。


その髪型をかつらしげもりの場合、あえて動きやすいように束ね、挙式でも使用しやすい様にしました。現代は挙式や披露宴中も動きますからね。


飾りについては、付けないでそのままご使用される方もいらっしゃいますが、今回は髪飾りを着ける事で現代の艶やかな衣装に合うようにアレンジしました。



さらに飾りは、弊社創業者である重盛照文氏が製作したもの。



今回は3点、製作いたしました。

1点目は、オレンジや水色や藍色のキャツアイがボリューム多く並んだ飾り。
お顔周りが一層華やかに。



2点目は、中心の飾りが模様になっており、やや軽い感じ。
更に様々なカラフルな石が、顔周りの雰囲気を柔らかくします。



3点目は、1点目と2点目の良い点をミックスした
重厚感の中に軽さが光る素敵なデザインになっております。



いまどきの衣装は、花柄が多いので花を着けられる方も多くありますが、金属ならではの重みが、キモノに負けないバランスもあると感じております。

披露宴の際に、垂髪と飾りといった歴史ある高貴な姿もいかがでしょうか。


今回モデルさんも、長い時間の撮影に関わらず、素敵な表現をしてくれました。
ちなみに、こちらのモデルさんかつらが大好きと言ってくれその中でも、かつらしげもりの花嫁かつらが一番被っていてラク!と答えてくれていました。

たくさんのモデルさんに、そう言われ続けている事が私たちの最大のモチベーションです!
いつも本当にありがとうございます。

モデル:羽場友香
カメラ:小暮和音
着付け:井上茂子
メイク:早川智恵子


かつら:かつらしげもり
かんざし:かつらしげもり
綿帽子 角隠し:かつらしげもり
衣装:かつらしげもり






 

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